ますます多くの製品が高解像度画像をキャプチャし、AIワークロードを実行し、かつてないほど高いデータレートを実現しています。高速かつ効率的なデータ処理に対する需要の急増にどのように対応すればよいでしょうか？LPDDR4xメモリを統合したTitanium Ti180J484D1 FPGAの登場です。このコンパクトで消費電力に配慮したデバイスは、18万個のロジックエレメント、高速I/O、そして2GBのLPDDR4x DRAMを、1辺15mm、ボールピッチ0.65mmの単一パッケージに収めています。
Ti180J484D1は、大容量データを高速に処理するカメラおよびセンサーシステムを対象としています。産業用カメラ、サーマルカメラ、ロボット工学、リアルタイムのビデオ処理やセンサー処理を必要とするエッジAIデバイスに最適です。LPDDR4xメモリとFPGAロジックを1つのパッケージに統合することで、Ti180J484D1 FPGAはフレームバッファリングやAI推論といったデータ集約型のタスクを管理します。
2GbのLPDDR4x DRAMを内蔵しているため、外部メモリインターフェースの配線やDRAM用のボードスペースの確保が不要になります。この統合により、以下のメリットが得られます。
Ti180J484D1は標準パッケージと比較してメモリインターフェース用のピン数が少なく、190本の高速I/Oピンを自由に使用できます。これらのピンは複数のプロトコルと規格をサポートしているため、複雑なボードレイアウトを必要とせず、カメラ、センサー、ディスプレイを簡単に接続できます。
Ti180J484D1は、わずか15x15mm、ボールピッチ0.65mmと、スペースに制約のあるアプリケーションにも容易に適合します。最適化されたアーキテクチャとLPDDR4xメモリを内蔵することで、消費電力を最小限に抑えます。これは、バッテリー駆動デバイスやその他の低消費電力システムにとって非常に重要です。必要なパフォーマンスを小型フォームファクタに凝縮しながら、電力バジェットを満たすことができます。
すべての Efinix® FPGA と同様に、Ti180J484D1 は無料の Efinity® 統合開発環境でサポートされています。Efinity ソフトウェアは以下の機能を提供します。
Ti180J484D1は、製品の市場投入期間を短縮します。FPGAロジックとLPDDR4xメモリを組み合わせることで、追加コンポーネントを削減し、BOMコストと設計リスクを軽減します。AIビジョンシステム、産業用カメラ、センサーハブなど、どのようなシステムを構築する場合でも、Ti180J484D1は外部メモリのオーバーヘッドを気にすることなく、必要なパフォーマンスと効率を提供します。